ホワイトニング
ホワイトニングについて
歯は毎日の食事や加齢などの影響で、黄ばみや着色が蓄積していきます。このような状態は表面を清掃するだけでは解消できないため、歯の要素を漂白して白くするホワイトニングがおすすめです。「歯の色が気になっている」、「思い切り笑うことができない」といった方は、ぜひご相談ください。
HIGH SAFETY 安全性の高いホワイトニング
ホワイトニングには興味があるけれど、「歯に悪いんじゃないかな?」と心配されている方もいらっしゃると思います。
最近のホワイトニング剤は低刺激と漂白効果を両立したものが開発されていますので、安全性が高くなっています。また、ホワイトニング直後は唾液中のカルシウムなどの成分が邪魔されずに歯に浸透し、歯質が硬く丈夫になっていることがさまざまな研究によって明らかになっています。
ホワイトニング前後の歯の変化
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ホワイトニング前の歯
通常の歯の表面はペリクルという透明な膜で覆われています。ペリクルがあることで、再石灰化に必要なミネラルの浸透を邪魔してしまいます。
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ホワイトニング直後の歯
ホワイトニングの薬剤でペリクルがはがれるため、ミネラルが浸透しやすく、再石灰化の邪魔をしません。これが歯の強化に繋がります。
ホワイトニングを行う上での注意点
自己流のホワイトニングの弊害
最近は歯科医院に行かずともホワイトニングを行うことが可能となっています。そんな中で気になるのが、自己流のホワイトニングの弊害です。虫歯に気づかずホワイトニングを行って歯の神経が炎症を起こしたり、薬剤の使いすぎで歯肉を傷めてしまう事例が少なくありません。
歯科医院に定期的にメインテナンスに通うのが当たり前な欧米人と比べ、日本人の多くは歯が悪くなったら受診するというスタイルの人が多いため、残念なことですが、知らないうちに虫歯や歯周病になっていた、という方が少なくありません。
プロによる施術を受けましょう
実はホワイトニングは、歯周病で歯肉が腫れた状態で行うと薬剤が十分に働きません。また、効果が上がらないからと長時間薬剤を使うと、ただれや知覚過敏が悪化するなどのトラブルが起きがちです。
自己流で行わず、まずはお口の健康診断もかねて歯科医院に相談にいらして下さい。
お口の状態を整えてから施術を行います
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薬剤の効きを良くする
歯肉が腫れていると薬剤が効きにくいです。そのため、歯磨き指導や歯石除去、クリーニングを行い、歯周病を改善してからホワイトニングを開始します。
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痛みが出ないように
虫歯や歯の表面の大きなひび割れは痛みのもとになります。薬剤で歯髄炎を起こさないよう、虫歯治療やコーティングを行ってからホワイトニングを開始します。
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他の歯とのバランス
歯が白くなると詰め物や被せ物の色が目立ってしまうので、新たに詰め直しや被せ直しが必要かを検討します。
オフィスホワイトニング
歯科医院で治療がすべて完結するホワイトニングです。高濃度の薬剤を利用し、専用の光を当てることでスピーディーに歯のトーンを上げる効果が期待できます。歯科医師や歯科衛生士が担当するので色ムラも起きにくいのが特徴です。
Meritメリット
- プロが施術を担当するので、ムラが少ない仕上がり
- 1回の施術でも、ホワイトニング効果を得やすい
- 必要に応じて歯のクリーニングを同時に対応できる
- 処置時に何か異常を覚えた時も適切な処置ができる
Demeritデメリット
- 保険適用外の自費診療
- 歯の白さを保つには、繰り返しの来院が必要になる
- 薬剤を使用する際、痛みを感じたり、沁みたりする場合がある
- 料金
- ¥44,000
- 治療期間
- 1日
- 治療回数
- 1回
オフィスホワイトニングの手順
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Step01染め出し
歯垢を染め出してクリーニングを行います(エアフローを使用します)
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Step02クリーニング後
クリーニング完了後ホワイトニング施術を行います
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Step03薬剤塗布
歯肉を保護し、薬剤を塗布します
20分放置後、水洗し、再度薬剤を塗布後20分放置します(計40分)
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングとは、患者様ご自身が自宅などで行う施術です。歯科医院で作製したマウスピースに薬剤を注入し、決められた時間装着し続けます。薬剤の有効成分が歯の内側に沈着した着色成分をゆっくり分解するので、歯が本来持っている自然な色が引き出されます。
Meritメリット
- 自分の好きな時間にできる
- オフィスホワイトニングに比べると知覚過敏が起きにくい
Demeritデメリット
- 保険適用外の自費診療
- 2週間の継続が必要
- 色の濃い飲食物を控える期間が長い
- 料金
- 上下 ¥33,000
- 治療期間
- 2週間程度
- 治療回数
- 2回
ホームホワイトニングの手順
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Step01歯磨き
薬剤が浸透しやすいよう、丁寧に歯を磨きます。
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Step02マウスピースの用意
作製したマウスピースの内面に処方されたホワイトニング剤を注入。
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Step03マウスピース装着
マウスピースを装着し、2時間待つ。
(本を読んだり、映画を観たり、お好きな過ごし方ができます) -
Step04マウスピース洗浄
マウスピースを良く洗い、清潔を保ちます。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせる施術です。両方のホワイトニングのメリットを得られるので、より高いホワイトニング効果および長期間歯が白い状態を維持できます。
Meritメリット
- 色戻りがしにくく、ホワイトニングの白さが持続する
- 短期間でも白さがアップする
- 色ムラが少なく、より自然な白さを引き出せる
Demeritデメリット
- 保険適用外の自費診療
- 知覚過敏が起きる可能性がある
- 色の濃い飲食物を控える期間が長い
- 料金
- ¥66,000
- 治療期間
- 3週間程度
- 治療回数
- 3回
ガムピーリング
ガムピーリングは、黒ずんだ歯茎を本来のピンク色に戻す治療法です。ガムピーリング治療は、薬を使用した治療が一般的ですが、当院ではレーザーを使用した治療を行っております。薬のアレルギーの心配がない点、術後の痛みが軽減される点が特徴です。歯茎の色でお悩みの方はお気軽に当院のまでご相談下さい。
Meritメリット
- 痛みや出血が比較的少ない
- 歯茎へのダメージが少ない
- 治癒が早い
Demeritデメリット
- 施術時間が長い
- 術後に白く変色することがある
- 食べ物によっては歯肉がしみることがある
- 料金
- 上下¥11,000
- 治療期間
- 1~2週間
- 治療回数
- 2回(術後チェック含む)
インターナルブリーチ
神経を抜いた歯や、ケガなどで神経が死んだ歯(失活歯)は、通常のホワイトニングで白くすることはできません。インターナルブリーチは歯の内部に薬剤を入れて内部から白くするので、失活歯でも白くすることができます。
Meritメリット
- 歯を削る量を抑えられる
- セラミック治療より治療期間が短い
Demeritデメリット
- 保険適用外の自費診療
- 効果が出ない場合がある
- 料金
- ¥22,000
- 治療期間
- 1日
- 治療回数
- 1回
インターナルブリーチの手順
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Step01口腔内のチェック
施術前に、口腔内の環境をチェックします。
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Step02神経の除去
歯の裏から穴をあけ神経を除去。
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Step03インターナルブリーチ施術
根の治療が終わったら、ホワイトニングの薬剤を入れてブリーチを開始。
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Step04施術終了
施術は終了です。
ホワイトニングの症例紹介
デュアルホワイトニング(オフィスホワイトニング+ホームホワイトニング)
Before
After
主訴 | 歯を白くしたい |
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年齢・性別 | 20代、男性、会社員 |
治療期間・回数 | 1回(オフィスホワイトニング)+2週間(ホームホワイトニング) |
治療方法 | オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの併用による歯の漂白を行いました。 |
費用 | デュアルホワイトニング:¥66,000 |
デメリット・注意点 | 効果には個人差があります。 後戻りする場合があります。(個人差あり) ホワイトニングの薬剤の影響で、術中・術後に知覚過敏の症状が出る場合があります。(個人差あり) 事前に虫歯や歯周病など、口腔内に問題がないか診査を行います。 治療が必要な状態であれば、ホワイトニングを行う前に治療を行う必要があります。 小児、妊婦の方には行っておりません。 |